せどりを続けていくと、どこかしらのタイミングで飽きが来たり、虚業過ぎて続けるのが嫌になることがあります。
ビジネスを続けていく上で一番の障害となるのが、やる気。
モチベーションや目線をいかに高く保持したまま、行動を継続するかというポイントなのです。
僕自身、せどりをやった事で精神は崩壊寸前、自殺を考えるところまでモチベーションが悪化をした経験があります。
その事から、せどりで専業や独立起業をすることはおすすめをしていません。
あくまでも副業という位置づけで取り組み、嫌になった時や、せどり転売はだめになった時にリカバリーできる状態を持つことをおすすめしています。
しかし、副業として取り組む上でも、やる気を高く維持するのは非常に難しいです。
転売せどりに限らず、殆どの人は1ヶ月すら続かないのが現実。
将来性の低さから、せどり転売は続けることが構造的に無理ゲーになってきています。
そんな中で、どうやってせどりを続けるモチベーションを上げていけばいいかを、実体験とセットで解説をしていきます。
モチベーションが下がるメカニズム
そもそも僕たちのモチベーションはなぜ下がるのでしょうか?
起業をして10年が経過しましたが、僕もこの問題には何度も悩まされてきています。
マーケティングプランは明確。やることも定まっている。
だけど行動を起こす気が起きない。
このような時期が長く続くと、成長が鈍化したり、ビジネスが低迷する問題に巻き込まれてしまいます。
前提条件として、「モチベーションはそもそも下がるもの」と考えましょう。
もちろん、世の中にはロボットのごとく、単調作業を延々と続けられる人います。
しかしそれは稀な人種であり、大半の人は同じことを続けると飽きてきてしまいます。
その証拠に僕らは同じような娯楽として、音楽やゲーム、映画を延々と楽しむことが出来ません。
朝から晩までネットカフェに行って、漫画や映画見放題という生活を一度体験してみて下さい。
数時間もしないで嫌になってきますw
ですからモチベーションは必ず下がるし、下がることを見越して行動をしていくのが基本です。
原理の部分が理解できたら、これをせどりに落とし込んで対策をやっていきます。
質の高い仲間が完全なるソリューション
結論から書くと、質の高い仲間を作ることが、モチベーションを保持する完全なるソリューションとなります。
具体的には、定期的に一緒に仕入れに出かけて腕を競えるライバル。
勉強会を開いて、お互いが現場で培った知見を共有出来る場。
こういった場や環境を作り、定期的に質の高いアウトプットをぶつけ合えるようにします。
質の高い仲間の定義は以下の通り。
僕であれば、毎日の行動、行動から得られた課題、それを踏まえて具体的に明日どのような行動をするのかを根拠とセットでアウトプット。
これを土日祝日も関係なく、毎日3000文字〜10000文字以上アウトプットできる仲間を作ります。
これだけのアウトプットを毎日高い基準で継続できれば、稼ぎが加速するのはもちろんの事、思考が常に洗練され、無駄がなくキレのある行動が継続されていきます。
モチベーションが下がる人は我流で取り組んでいたり、質の高い仲間を作れていないし、仲間がいる場を作ってもその人らを巻き込んで居心地の悪い空間を作れてないです。
居心地の悪い空間というのは、人間の心理に逆行をする行動を強いる環境のことです。
大量のアウトプットを365日強いられる。
出来なければその場を去る。
Up or Out(成長するか、去るか二択)という環境で自分を徹底的に追い込むのです。
人間は惰性で続けていると、どうしても現状維持になってしまうし、居心地の良い場にを身を置くと、馴れ合いを始めたりして成長が鈍化します。
僕はこの罠に気がついてから質の低い人がいる場には一切顔を出さないし、飲み会や懇親会にも行かなくなりました。
自分がやるべきことは明確であり、鬼のように作業をしまくって行動をすることが必要な段階に達した事を理解していたのです。
自分と得意な分野が異なる人と一緒に仕入れに行く
質の高い仲間を緊張感のあるアウトプットをともに行うことは、自分の成長意欲を刺激してくれるし、危機感を持つきっかけとなります。
店舗せどりであれば、自分と得意ジャンルが被らない人と一緒に仕入れに行くことで、新しい気付きを得られるようになります。
自分の得意分野をどんどん深めていくことも可能なのですが、それだけだとすぐに頭打ちになります。
一つのジャンルで取れる期待値には上限があるからです。
そこで自分が苦手とする分野や、自分が普段仕入れない商品を仕入れている人と一緒に仕入れに出かけることで、お互いに大きく成長を出来るメリットがあるというわけです。
実力が不均衡な場合は、スキルが低い側が相手にお金を支払うことでフェアな関係を築くことが可能になります。
僕であれば宿泊費や交通費、食事代を全て自分が出し、さらに相手に報酬を払って一緒に仕入れに行ってもらうというのをやっていました。
店舗せどりは自分の腕が全てであり、仕入れられる商品の幅が広がれば広がるほど大きく稼げるようになります。
短期的に高いお金を払っても、その後自分がそこで身につけたスキルを使って行動しまくることで逆転が出来る。
電脳せどりのモチベーションを高める方法
店舗せどりと異なり、電脳せどりの場合は自宅や事務所での作業が中心となります。
仕入れに出かけてしまえば他にやることがない店舗せどりと異なり、電脳せどりは高い自己規律を維持できないと成績が安定しません。
自分の基準を高めるのは基本ですが、すべての作業を自分だけでやると収益はすぐに頭打ちに。
そこでこの問題を高めるために、人を雇ってリサーチや仕入れを任せるという戦法を取ります。
外注さんを雇用してもいいですし、社員やアルバイトを雇う事で自分の作業量を減らしていきます。
イメージとしては、
と理解しておけばいいです。
電脳せどりは自動化と相性がいいので、作業を覚えたらどんどん人に任せて自分の時間を増やしていきます。
リサーチ作業でさえも人に任せることが簡単に出来るので、人に伝えられる仕組みを作って利益が出る商品を24時間365日耐性で発見し、それが同時にAmazonFBAに納品されて販売され続ける状態を作る。
そして、プライスターやマカドといった価格改定ソフトを使い、常に商品回転率を最大化する。
この仕組みを作ることで、資金回転率に優れたビジネスモデルを作り込んでいきます。
もう一つモチベーションを高める方法としては、自分が苦手とする手法で結果を出してる人にどんどん学びに行くことです。
一言に電脳せどりと言っても色んな稼ぎ方があり、僕が推奨しているフリマ仕入れ以外でも稼げるやり方はいくらでもあります。
なのでフリマ仕入れができるようになり外注化が終わったら、新しい手法の勉強を開始していきます。
せどりの良い点は、ノウハウを学んだすぐに実践して1ヶ月以内に結果を出すことが出来る点にあるので、どんどんチャレンジして儲かる仕組みを量産していきます
効率的に稼げなければそのやり方は続けなければいいですし、ノウハウはいくらでも転がっていますので、手法探しに苦労をすることはありません。
代表的な電脳せどりのやり方としては、
などがあります。
まとめ
大半の人はモチベーションが下がってから対策を開始しますが、それは得策ではありません。
せどりに対する意識というのは、どんな達人であっても同じことを続けていたら必ず下がってしまうものです。
ですから、モチベーションが下がることを前提に、自分の規律と基準をひたすら高めざるを得ない状況に自分を追い込みまくるのがおすすめです。
そして、せどりで独立起業(会社をやめたい)人に提案しますが、せどり転売でご飯を食べていくのはおすすめしません。
仕入れは出来るのですが、販売をするプラットフォームの条件が年々悪化をしています。
せどりで稼げるようになって会社を辞めたものの、その後稼げなくなったり、Amazonのアカウントが凍結されて収入がゼロになって詰んだ人をたくさん知っています。
簡単に稼げると思って安易にせどり一本に切り替えると、しっぺ返しを食らうリスクがある事は忘れないで下さい。
副業であればせどりがダメになってもノーダメであるため、サイドビジネスや複業形態としてせどりに参入されることを僕はおすすめします。