転売店長を年収300万で雇った俺氏、プロキシは不可避と悟るww

転売店長 転売店長

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僕はかつて会社として転売事業を組織化しようとしたことが二度あります。

 

一度目はせどりの師匠と長野県に買い取りのお店を作った時。

二回目は自分がせどりの情報発信をやって、見込み客を大量に集めることに成功した時です。

 

当時の転売マーケットは、割と簡単に人に任せやすい状況だったので、僕と同じように組織化を考えていた人は少なくありません。

自分が現場から離れて経営に徹することで、毎月自動的に収益が発生する。

そんな事を考えていたのです。

 

しかしそれから4年が経ち、転売店長を雇って転売事業を組織化するのは微妙だなと考えが変わりました。

その背景や、これから転売ジネスを組織化をしていこうとする人に向けて、このビジネスが抱える危険性、将来性についてお伝えしていきます。

 

転売ビジネスが稼げる原理

 

まず最初になぜ組織化する事で、転売ビジネスの収益が拡大をするのか、仕組みを解説します。

 

転売とはその名の通り、商品を安価に仕入れて、それを仕入れ値よりも高い価格で別の人に売却することで、差益を抜いて収益を上げます。

せどりという言葉も、広義には同じ意味であり、細かな手法の部分に若干の差異があります。

 

そんな転売がビジネスとして成立してしまう背景には、地域差による物価の不均衡、需給バランスの崩壊、情報の非対称の3つの要因が挙げられます。

それぞれについて詳しく掘り下げて解説していきます。

 

地域差による物価の不均衡

 

モノの価格は常に一物一価であるとは限りません。

ある場所では安く売られている商品が、別の場所では高い価格で販売されている。

 

数十メートル先にあるスーパーの価格と、自宅から一番近くにあるスーパーの価格が異なる。

こういった現象を僕らは毎日目にしており、その事に疑問を感じません。

 

多くの人にとって時間は有限であり、常に合理的な選択を取り続けられるわけではないため、ある場所で高い価格で商品を買う人がいる一方、別の場所ではそれを非常に安い価格で買い付けることが出来る人が出てきます。

そしてインターネットを使うことで、物を売りたい人と買いたい人をマッチングさせる事が簡単に可能になります。

 

これがネット転売が成立する原理となります。

 

転売目的でなくても、主婦の方などで、複数のスーパーの特性を掴んだ上で、毎日ハシゴをして買い付ける方は少なくないと思います。

時間がある人や安値を知っている人からしたたら当たり前の事であっても、最安値を知らない人からしたら高値であってもそれを自然なものとして受け入れる。

 

転売はいつの時代でも成立し、世界三大利殖法として知られています。

 

需給バランスの崩壊

 

例えばある商品のニーズが短期的に大きく爆発した時に、その供給に対して受給が追いつかないことが起きます。

ゲーム機が品薄になる、人気のある玩具がどこに行っても販売していない、最新のスマホが品切れになっている。

 

こういった時に、手に入るまで待つという選択をする横で、多少値段が高くても手に入れたいと考える人が一定数います。

転売ヤーはこういった時に、品切れになっている商品を大量に仕入れて、供給をし、転売差益を上げます。

 

モノ価格は需要と供給で決まる。

商売の本質を考えれば、需給バランスの穴をつくことで転売で稼げるというのは不思議な事ではありません。

 

情報の非対称

 

Amazonで買い物をすることが当たり前。

このように考える人は少なくないと思います。

 

しかし世の中には楽天で買う人もいれば、メルカリで買う人もいれば、ヤフオクで買う人もいる。

そして名は知られていない無名のネットショップで買い物をする人もいる。

 

そこでは情報の精度や信憑性は重視されず、自分が買いたいと思うから買う。

つまり感情が優先をされます。

 

情報が歪んでいる所には収益チャンスが生まれ、歪んでいる場所にリスクを取ることが出来る人は、お金を儲けることが出来ます。

 

そして転売御殿が立つ。しかし…

 

世の中には転売で蔵を建てる、つまり大きなお金を稼いでしまう人が一定数います。

 

彼らに共通する要素として、豊富な資金を持っており、それを短期間で何度も回転させている事。

需給バランスの崩壊を見つける嗅覚に優れており、チャンスを捉えると一点集中で攻めることが出来るメンタリティを持っています。

 

転売は儲かる。

転売で稼ぐことが出来る。

 

そう夢見て参入してくる人は後を絶ちません。

 

しかし年を超える月日が経った時に、継続して転売で稼いでる人は非常に少ないです。

これはあまり知られてないこともかもしれません。

 

なぜこのような事になってしまうのか?

 

ここに転売せどりで生活をする恐ろしい罠が潜んでいます。

 

誰でも出来るからすぐに飽和する

 

いま巷に出回っている転売ノウハウはそれほど複雑なものではありません。

素人でも集中して学べば、数ヶ月程度でマスター出来てしまうでしょう。

 

この再現性の高さ、即効性の高さが、転売ビジネスの最大の魅力であると同時に、諸刃の剣でもあるのです。

 

どういうことか?

 

誰でも簡単に身につけることが出来るから、ライバルがどんどん増えてくる。

自分よりも頭がよく、資金量も多いライバルが出てきた時に太刀打ちが出来ない。

 

結果、すぐに追い抜かれて、打ち負かされ、消えていく。

 

僕自身は自分で転売せどりをやってお金を稼ぐことは出来ましたが、それを人に伝えて再現させるのが非常に難しかったです。

当時の僕の主戦場は、お店で仕入れて、それをAmazonで転売する、店舗せどりという手法でした。

 

店舗せどりは独特の嗅覚とセンスで、限られた資金で効率的に稼げるビジネスですが、自分と同じ基準で利益を上げ続ける人材を育て上げるのは至難の業です。

 

なぜか?

 

仕入れが出来てしまうのであれば、自分で資金調達をして(割と簡単に出来ます)独立をすればいいからです。

仕入れスタッフを雇うというのは、自分が実践しているノウハウの肝を外部に漏らすことでもあるので、非常にリスキーなのです。

 

僕であれば、独立心は強くない人を採用したものの、僕の厳しすぎる指導についてこれず、1ヶ月と続かずに辞職。

社員のために借りたアパート、社員のために用意したパソコン、スマホなど全てが無駄になってしまいました。

 

人材の雇用というのは社員だけでなく、外注さん(アルバイト)でも苦戦をする人が多いです。

それはノウハウの流出もそうだし、人材として質の高い人を定着させる事が非常に難しいことが要因なのです。

 

それに加えて、組織化、規模拡大が転売ビジネスと相性が悪い大きな要因があります。

 

アカウント削除による一発退場リスク

 

転売ビジネスはうまく行っている時は安定して収益が入ってきますが、アカウントが吹き飛んだりすると、途端に収益がゼロになる問題があります。

転売を事業化しようとする転売ヤーは、この問題を解決することなく、規模の拡大を目指し、失敗をしていきます。

 

人に任せない限り、ビジネスの規模はどこかしらのタイミングで頭打ちになるし、人が雇えて組織化に成功をしてもアカウントが吹き飛んで、雇った人たちに仕事を割り当てることが出来なくなる。

管理者として任せていた転売店長は、仕事がなくなり路頭に迷う。

相手に家族がいる場合、相手の家族にも迷惑をかけてしまうことになります。

 

転売で独立起業(専業)は避けたほうがいいです

 

僕自身は転売店長を雇って自動化する事に、熱意を持って取り組み続けることは出来ませんでした。

 

しかし上手に人に任せて転売の事業化に成功されている、社長さんもいらっしゃいます。

 

自分は転売プレイヤーに向いているのか、経営者に向いているのか?

この素質を早く見極めることが、組織化を進める上ではとても大事です。

 

僕は組織のリーダーというよりは、一歩先を歩く先輩ぐらいの位置づけがあんばいが良いため、情報発信をしながらお客様と近い距離で物事を提案する、今の立ち位置に落ち着いています。

 

自分の大切な人たち(お客様)の利益を守ること。

自分の利益のためだけに頑張っている時は、エネルギーに限界がありましたが、人のために尽くすことにフォーカスをしてから、活動にもブレがなくなり、集中をして高い基準で取り組めるようになりました。

 

これを読むあなたは、転売の先に何を見据えていますか?

規制が厳しくなり、プラットフォームで稼ぐのが難しくなった今、かつてほど転売の旨味は薄れています。

 

もしこれから転売に参入しようと思うなら、規制されている世界で稼げるノウハウなのかをしっかり確認すること。

Amazonやヤフオクといったプラットフォームを使う転売は、すでにオワコンであり稼げなくなっています。

 

安易な気持ちで転売で独立し、稼げなくなって、アルバイトや会社員に戻っていった人を、僕は何人も知っています。

あなたがそうならないように願い、老婆心ながら転売の事業化について語らせて頂きました。